ひこちんの日常

ゲイの、重度身体障害者。20代になってゲイと自覚。デュシャンヌ型筋ジストロフィーで、10歳頃からとある病院で生活をしています。ここでは時々日常を書いていこうと思います。

担当看護師さんが代わった ~ 意外と寂しくない?

今年も残り少なくなりましたね。

 

今月から担当看護師さんがSくんから別の方に代わりました。
代わることを最初に聞いたのは、11月を1週間ほど過ぎたころ。
ただ代わるんじゃなくて・・・
[病棟内で半分ずつのユニット制になっている]
Sくんが向こう側に行くから、担当じゃなくなると言うことなんです。
まあ、こっち側の勤務になったり、手伝いに来たりはたまにあるんですけどね。

でも、最初に聞いた時は
(えっ・・・、うそ・・・)
って、ちょっとショックでうろたえましたね。
それから2・3日は
(どうしよう、どうしよう。寂しいよ、寂しいよ)
頭の中はそればかりで、担当でなくなる上にあまり会えなくなるのかって。
でも、そうしていてもどうしようもないから、「ダメ元で師長さんに話そう」「Sくんに担当じゃなくなるのを前提に医療面・生活面のことを話そう」って感じでその後の数日は気持ちを抑えながら、過ごしていました。

だんだんと日が迫ってくると、「もう時間もないし、何か疲れちゃったし、もういいや」って、ある意味で執着していたのを諦めたという感じですね。
それから11月が終わるまでの何日かは「寂しくなっちゃうな・・・」って、思いながら過ごしていました。
30日の夜には担当でお世話になったことのお礼メールをしちゃったり。

そして、翌日の12月1日。
こっち側の勤務だったから、なんだか拍子抜けしちゃいました(笑)
その後は1回こっち側の勤務があったり、ちょっと手伝いに来たり。
それだからか分からないけど、意外と寂しくない気がします。

それで、新しい担当看護師さんは2年ぐらい僕と関わってなかった{向こう側だったから}けど、特に問題なくやっていけそうです!

 

さて、いろいろとあった今年も残り短くなりました。
来年も自分らしくいたいと思います。
なんか硬い(笑)

家族へのカミングアウト ~ ついに両親へ!

さてさて、ブログを更新しましょうかね。

まずは時間を4ヶ月前の6月中頃に戻して。

 

改めてお姉ちゃんに僕がゲイだということについて話しました。
お姉ちゃんには7年ぐらい前にカミングアウトしてましたし、担当看護師Sくんを好きなのも伝えてありましたが、その際には同性愛者とかゲイという言葉ではっきりと表現をせずに、男性を好きになるんだという感じで伝えたんです。でも今回はその2つの言葉を使って伝えました。

それに対してお姉ちゃんのくれた言葉はとても前向きなものでした。僕以上に。
同性愛者とかゲイという言葉で自分を表現できるのは前向きなことだと思うよ、いうようなことを言ってくれて、僕が自分らしく生きることをとても応援してくれてます。恋愛についてもね!

 

それから数日後にお母さんにカミングアウトしました。
「実は僕、ゲイなんだ」って伝えたところ、反応は驚くこともなく「最近そう思ったの?」と聞いてきて「7年半ぐらい前に自覚したんだ」って答えると「そうなんだ!」って感じで、なんだかあっけなかったです。

なんにしても自然な感じで好意的に、そしてしっかりと受け止めてもらえたし、伝えて本当に良かったです。
好きな人(担当看護師さん)のことも話したら「○○さんは人間として素晴らしい人だと思う」って言ってました。

 

そして、1ヶ月前の9月中頃にお父さんにもカミングアウトしました。
今まで自分のことってお父さんとは特にあまり話してなかったので、まずは学生時代の学校での活動のことを話したり、あとは病棟での活動のことを話しました。

それからお父さんに結婚前にお付き合いしていた人は何人ぐらいいたのか聞いたりして、そんな話をしてる中で僕自身も好きな人はいるのか聞かれたわけです。
「7年ぐらい片思いしてる人はいるよ」と答えると、「人を好きになることだよ」と言ってました。その後の話でも何度か言ってたので「それが同性でも?」と聞くと「異性でも同性でも関係なく・・・」と言ってくれたので、好きな人は担当看護師さんだと伝えました。

お父さんには絶対カミングアウトできないと思ったけど、自然な感じに受け止めてもらうことができ、思いがけないことで嬉しかったし、話して良かったです。

 

家族に自然な感じで肯定的に受け止めてもらえるのって恵まれてると思うけど、これってとても大切なことで、これは家族以外の身近な人にも言えることなんだよね。

伝え方に正解なんてない ~ 看護師さんなどにカミングアウト

あー、やっぱりSくんへの気持ちがちょっと戻って来ちゃって、困った困った。
まあ、いろいろとあんまり考えないようにして、過ごしていこうと思います。

 

えーっと、時間を6月に戻して。
泣きまくっていたのが少し落ち着いてきていたけど、精神的にまだまだだいぶ不安定で、すごく憂鬱になったり、逆に少し気が高ぶってイライラしてましたね。
4月ぐらいからテレビも見る気はしなかったし、楽しいと思えるものもあんまりなかった。(今もまだまだだけどね)
でも、人と話すのは楽しいと思えたし、手軽な楽しみになってました。

恋愛トークができたら楽しいなって思ったのと、なんだか窮屈な感じがしてきていたので、恋愛トークに交えてカミングアウトしちゃいました。誰が好きかって。
恋愛トークの延長線上で話したから相手への負担も少なかったと思うし、引かれることもなくちょっと盛り上がったから良かったけど、このやり方で良かったのかは分かりませんね(笑)

看護師さんなどへのカミングアウトは以前もしていましたが、今回はSくんへの告白以来だったので、3年ちょいぶりでした。
今回のこの時は1週間ぐらいに5人の看護師さんなどにカミングアウトして、その後もぽつりぽつりしていて、最近は「同性愛の人ってどう思いますか?」って質問してから「僕、そうなんです」って話すことが多いです。みんな気にしない感じでした。
この伝え方はなんだか卑怯な気がして、ちょっと罪悪感があるんですよね。だから、この伝え方で良いのかは、はっきり言って分かりません。

 

カミングアウトへの考え方も人それぞれで、する人もしない人もいて、するとしてもカミングアウトの仕方も人それぞれだから、正解なんてないんだと思います。

関係が深まる ~ 恋愛感情とは違う大好きの形に!?

泣きまくっていたのが少し落ち着いてきていた5月の終わり頃、担当看護師Sくんの研修が始まり8月の初め頃までの約2ヶ月半の間はほとんど不在に。その間に勤務で来たのは6回ぐらいだったと思います。
あまり会えない約2ヶ月半。その時間が僕の気持ちを変えていきました。

研修期間中の2回目の勤務で10日ぶりに会った日のこと。
久しぶりに会えたのに、なぜだかあんまりテンションが上がらなかった。その前に10日ぶりに会った時はちょっとテンション上がったんですけどね。
好きという落ち着いてきたのかもしれません。自分自身の気持ちが落ち着くことは待ち望んでいたことではあったけど、実際に落ち着いて来るとやっぱり寂しいもんですね。初恋のようなものだったしね。でも、自然な感じで自分の気持ちが少しずつ前に進んでる感じがしました。

とはいうものの、気持ちは行ったり来たりするものですね。

それから、7月の末頃にSくんと改めて話をしました。以前、僕が好きだと伝えたことをどういうこととして捉えていたか、理解していたかについて。同性愛としてかとか。
まず、「認めてくれてるんだなって嬉しかった」「気持ちにどう応えてあげたら良いか分からなかった」とか答えてくれて、同性愛という意味で理解してたかと聞いたら、そう理解してたとも答えてくれました。
今度は逆にぶっちゃけな質問で「手をつなぎたいな!とか、キスをしたいな!みたいのはあるの?」と聞かれちゃったから、「ぶっちゃけ言えばあるよ」って返しました(笑)まあ、僕の中で気持ちが変化してきたから、聞けたし言えたことだけどね。
でも、その後からまたいろいろと考えちゃいました。

そんな中、相手のLINEのアイコンが子供とのツーショットになってて、それを見て今さら本格的に失恋の苦しさが来ちゃいました。やっと失恋自体と向き合えたのかもしれません。でも、何人かに話を聞いてもらったらちょっと吹っ切れましたけどね。

そしてSくんの研修が終わり、その約10日後にまた少しゆっくり話しました。
前回話した時に手をつなぎたいとかキスしたいとかあるのか聞かれて、その後いろいろと考えちゃったこととか、今までもそういう気持ちはあったとか、最近は失恋の苦しさがあったけど今はちょっと吹っ切れて、恋愛感情とは違うものに変わりつつあるとか。
それに対して「そういう気持ち(性的な気持ち)になるのは普通のことだし、大丈夫だよ」って、自然な感じで受け止めてくれました( ´▽`)あれ聞かないほうが良かったか聞かれたけど、聞いてくれたからそういう話しもできるようになったんだよ(笑)

そんなこんなで、彼氏欲しいなって話もしちゃった(笑)
これからはいろいろと相談できそうかな(≧∇≦)

恋愛感情から違う形の大好きになりつつある今日この頃。
信頼できて尊敬できる良き理解者とか、そんな感じになれたら良いな♪

Sくんに出会えたこと、そしてSくんを好きになれて、本当に良かったです☆

僕が看護師Sくんを好きになったこと ~ 告白後からと、今年に入ってからと

僕がゲイだと7年半ほど前で、2007年の2月頃。来年の2月で8年になる。
その年の夏には当時新人だった男性看護師Sくんを好きになったわけです。
http://hikochin.hatenablog.com/entry/2008/06/24/190500

 

3年前に想いを伝えてからのSくんとの関係は、昨年まではそこまで大きな変化はなく、変わったことと言えば僕がプレゼントをしなくなったことと、Sくんが一昨年の秋から担当看護師になったことぐらいでした。
看護師としても優秀だし、担当になって少し快適になったし良かったけど、ちょっと複雑な気持ちになったりならなかったり。まあ、嬉しかったけどね(笑)


今年に入ってからは僕が呼吸状態が悪化して少し体調不良になり、その治療が目標にまでうまくいかなくて、自分でもどうにかしたいという焦燥感がありました。
そんな中で嚥下機能低下も進んできていたのが重なり、著しい体重減少が起き、経鼻経管栄養へ移行の話が出ました。担当看護師Sくんのおかげでまず高カロリー栄養剤の経口摂取で様子を見ることになったが、精神状態は悪くなって行きました。
4月は経鼻経管栄養を受け入れられない思いと、経口摂取に対する不安により、精神的に荒れていて、受け入れるまでと移行後の5月は泣きまくってましたね。


その間は担当看護師Sくんにはとても支えられました。行き違いもあったり、面と向かってだとうまく話せない時はメールして、Sくんの気持ちも聞けたりと。そして感じるのは、僕のことをしっかりと見ていてくれているということ、僕は独りじゃないんだということ!もちろん家族やほかの看護師さんも支えになりましたよ!

あげました(*^-^*)

2日に行って来たディズニーシーで、大好きな男性看護師Sくんにあげる
結婚祝いの品も買ってきて、今日の夕方にちょっとそわそわしながらあげました揺れるハート

品はこれ↓↓↓
フォト フォト

ちょっと可愛すぎたかなって思ったけど、喜んでもらえましたぁ~わーい(嬉しい顔)ウレチー

あと、今日の夕食が介助でいろいろ話せて楽しかったですグッド(上向き矢印)
まあ~失恋はしてるんだけどねほっとした顔